お茶にゲルマニウム

植物の事を主に、気まぐれに好きなことを記録、共有していきたいブログです

ブラックサポテとビワの植え替え

明けましておめでとうございます。
見てくれる人は今のところ0ですが、日記兼記録として書いてきます。誰も見てないので気楽なもんです。
さあ、今日は実生2年目のブラックサポテと1年目のブラックサポテ、ビワの植え替えをしていきます。
使うものや手順も説明しながらするので、「植え替えどうやってするんや」という方の参考になればと思います。(あくまで自己流ですので、やるときは自己責任でお願いします)

では植物の紹介から
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左が実生2年目のブラックサポテ、右の手前2つが1年目のブラックサポテで奥2つが同じく1年目のビワです。
ブラックサポテとは何ぞやという人は調べてもらったら出てきますが、簡単に言うと「チョコプリン味の柿」です。食べたいという興味からヤフオクで種を落札しました。育てている人があまりおらず情報が少ないので、日本の柿の育て方を参考にしています。暖かい地域出身なので、違いはあると思いますが今のところ枯れてないので良しとしてます。

話を戻しましょう。
根が鉢底穴から飛び出てきたので根詰まりを解消するため、少し大きい鉢に移します。
この時「どうせ大きくなるならどデカイ鉢にしよう」としてしまわないようにしてください。根が上手く張れず、成長に支障がでます。また、大きい鉢は土が乾きにくいため、水分を使いきれず根が腐ってしまいます。
鉢には大きさを表す「号数」があり、1つか2つ上の号数の鉢が目安です。
今回は
2年目ブラックサポテ 5号から8号(7号が売り切れてた)
1年目サポ&ビワ 3号から5号
で行きたいと思います。

使うものはこんな感じ
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・鉢
・土(左からバーミキュライト腐葉土赤玉土軽石小・中)
元肥(マグァンプK)
・土入れ(スコップでも可)
・ふるい
・鉢底網
・土混ぜる時使う入れ物
です。土は市販の果樹用とかでも良いと思います。自分は水はけとか調節したいのもあって混ぜて作ってます。(あとこの作業が楽しかったりする)
道具は大体百均で揃いますので、初期投資を抑えたい人は百均を覗いてみてください。
場面場面で道具の説明もしていきますね。
あと植え替えの前には水をたっぷりあげてください。植物にとって植え替えは大手術ですので、その準備と考えてもらったらいいです。(多肉植物など、植え替え前後は水を断つものもおりますので、一度調べてみると吉)

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まず鉢底網を穴に合わせて切ります。
用土の流出防止と、害虫が入り込まないようにするためです。使わない時もありますが、穴が大きいので今回は敷いときます。

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次に軽石を入れます。鉢底石といって、水はけを良くしたり、空気を取り込みやすいように鉢の1、2割くらいまで入れます。鉢底石という名前で売ってますが、安いので軽石で代用してます。
使わない場合もありますが、鉢底石が無いと水が中々抜けていかないことがあります(高さのある鉢は特に)。こうなると根腐れの原因にもなるので自分は基本的に使います。

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では土を作ります。(既に混ぜてある用土を使う場合は必要ありません)
ふるいは今回赤玉土を取る際使いました。玉になっている土と、崩れて粉のようになった土を分けるためです。細かい粉が入ると、水をあげた時に粘土のようになり、水の通り道をふさいでしまいます。これは今から説明する事にも関わってきます。
土を作る時に大切にしているのは「水はけと水もちの良さ」です。ざっくり言うと「余分な水は出しつつ(水はけの良さ)必要な分を土に含ませる(水もちの良さ)」ということです。
土の割合ですが、ネットや本では
赤玉土腐葉土=7:3」
というのが良く書いてあります。
自分のイメージだと赤玉土で水はけの良さを、腐葉土で水もちの良さを確保する感じです。実際赤玉土の割合が多すぎると水はけが良すぎて土がすぐに乾いてしまいます。逆に腐葉土が多すぎるといつまでもジメジメしてしまいます。なので丁度良い割合が7:3なのでしょう。
勿論、植物によって水が好き、乾燥気味が好き、酸性の土が好き等様々なので、それに合わせて使う土や割合を変えていく必要はあると思います。ですが植物自身が環境に適応しようとする力を持っているので、極端な事をしない限り、そこまでシビアに考える事はありません。
今回は土が乾きにくい冬なのでバーミキュライトを1割くらい入れて水はけ重視で作ります。
元肥は肥料に書かれている量を参考に。でも冬は生育も鈍るので少なめにします。
全部入れたら良く混ぜます。バットみたいなのを使ってますがそれぞれ使いやすければ何でもいいと思います。

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鉢から取り出す際、地上部を引っ張らないようにしてください。根っこがブチブチ千切れます。柔らかいプラポットなら、ポット越しに少し揉んであげると外しやすくなります。硬い鉢の場合は、軽く鉢を叩くといいです。
植物によっては根を弄られるのを嫌うものもあり、その場合乱暴にすると枯れてしまいます。そうでなくてもあまり根を弄くり回すのは良くないことが多いです。(人間で例えるなら内蔵を素手で触られてるようなもの、と何かで見ましたうげげー)
柿もその類いのようなので、ブラックサポテは少し気を付けます。
古い土は簡単に落とせる分は落としますが、そうでない部分はそのままで良いと思います。

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行き場を失った根っこがぐるぐると巻き始めてますね。
というかブラックサポテって根っこまでブラックなんだな。初めて知りました。こういう一見何でもないような発見も面白いですね。

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土を入れていきます。この時に土に植わっていた部分が丁度良い高さになるように、また真ん中になってるか(真ん中にしたい人は)、傾いて無いか(真っ直ぐにしたい人は)確認しながら行います。
こういうときに土入れ(円筒状の道具)があると便利です。スコップでもいけますが、土入れは筒になっているため土をこぼさずに入れることができます。

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土を入れたあと、中の隙間を無くすために割り箸等で突いていきます。隙間があると、ぐらついて根付きにくくなります。また隙間という空間では根っこが水分を吸えず枯れる→水をもらったとき枯れた所から腐る、ということになるそうです。
突く際、根っこの所は傷つけてしまうので避けた方が無難かと思います(周りから土を詰めてあげるイメージ)。鉢を持って、トントンと地面に当てるのもありです。すると少しかさが減るので減った分の土を足します。
土をどこまで入れるかですが、鉢の縁から1、2cmくらい下が目安です。これは水やりの時、水を溜められるように(ウォータースペース)です。余白がないと水やりしにくいです。

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そんなこんなで植え替えが終了しました。
植え替え後はお疲れ様の意も込めて、お水をたくさんあげましょう。
水やりの際には鉢底から水が出るくらいあげてください。少ないと表面が濡れただけで、中は乾いたままです。鉢の中の古いものを入れ替えるイメージです。土が乾く→たっぷり水をやるというメリハリが大事です。

いかがでしたでしょうか。
自分はいつもこんな感じて植え替えをしています。
初めてで分からんぞという方の参考になれば幸いです。
かく言う自分もまだまだなので、「そうじゃなくてこうやと思うで」ということがあればバンバン言って下さい。(出来れば丁寧にお願いします。誹謗中傷は勘弁です)

今回はこれでおしまい
レッツエンジョイグリーンライフ!